文在寅（ムン・ジェイン）大統領とアメリカのトランプ大統領は韓国時間の24日早朝にニューヨークで行った首脳会談で、北韓に対して武力を行使しないという従来の約束を改めて確認しました。
大統領府国青瓦台の高旼廷（コ・ミンジョン）報道官が明らかにしました。
両首脳はまた、70年近く続いてきた韓米と北韓の敵対関係を終え、韓半島の恒久的な平和体制の構築に向けて努力する意志を再確認したということです。
ただ、トランプ大統領が対北韓強硬派のボルトン前大統領補佐官を解任したあとに言及した「新たなアプローチ」については、議論されなかったということです。
金剛山（クムガンサン）観光や開城（ケソン）工業団地の再開についても、議論されず、北韓制裁の緩和については、当面は制裁を維持すべきとの認識で一致したということです。
韓米関係については、両首脳は、韓米同盟が韓半島と北東アジアの平和と安全保障の重要な機軸であることを再確認し、今後さらに韓米同盟を強化していくことで一致しました。
会談で、両首脳は、来年以降の韓国駐留アメリカ軍の駐留経費の負担をめぐる交渉についても意見交換し、相互互恵的で満足できる結果を出し、韓米同盟を強化しなければならないとの認識で一致しました。
一方、韓日軍事情報包括保護協定の終了や韓日の経済対立は議題には上らなかったということです。

[Photo : YONHAP News]