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トランプ大統領、米朝首脳間でホットライン使用を示唆

ニュース2019-10-22
トランプ大統領、米朝首脳間でホットライン使用を示唆

トランプ大統領は現地時間の21日、ホワイトハウスで開かれた閣僚会議で、北韓について言及し、「他の候補が大統領になっていたら、北韓との大きな戦争に巻き込まれていただろう」としたうえで、 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との関係について「われわれは、互いに尊重し合い、良い関係を維持している」と強調しました。
トランプ大統領のこの発言は、今月5日、スウェーデンでの米朝実務者協議が決裂して以降、はじめて北韓に言及したものです。トランプ大統領はまた「北韓に関するいくつかの興味深い情報がある。現在、多くのことが進められている」と述べましたが、具体的な内容については言及しませんでした。
一方、トランプ大統領は、「 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と電話会談を行っている」とし、親書交換だけでなく、米朝間のホットラインを使用していることを示唆しました。
そのうえで、「オバマ前大統領は、電話会談を11回試みたが一度も実現しなかった。金委員長は、私の電話には出る」と述べました。
トランプ大統領は、去年6月にシンガポールで行われた米朝首脳会談で、金委員長と直通の電話番号を交換したとされていますが、その後電話会談を行ったかについては、確認されていませんでした。
トランプ大統領のこうした発言について、トランプ大統領特有の大げさな表現だという見方がある一方、かりにトランプ大統領の発言通り、金委員長と直接電話でのやり取りが行われているとすると、実務者協議の決裂によりこう着状態にある米朝交渉に前向きなシグナルになるとの見方も出ています。

[Photo : YONHAP News]

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