崔文洵（チェ・ムンスン）江原道（カンウォンド）知事は、アメリカのペンス副大統領に対して、北韓に対する制裁のため金剛山（クムガンサン）観光の再開が難しいならば、来年４月にオープンする北韓の「元山葛麻（ウォンサン・カルマ）海岸観光地区」への観光だけでも許可することを要請したと明らかにしました。
崔知事は11日、金剛山観光の再開を求める記者会見を開き、最近、アメリカを訪問した際に、ペンス副大統領宛に、このような内容の書簡を送ったことを明らかにしました。
書簡には、ほかにも、 韓国戦争70周年を迎える来年の２月に開かれる第２回平昌（ピョンチャン）平和フォーラムにペンス副大統領を招待する内容も含まれていたということです。
北韓の東海岸で造成が進んでいる元山葛麻海岸観光地区は、16のホテルや28のコンドミニアム団地、バンガローやキャンプ場などの施設が集まる大規模観光団地です。
崔知事は、「元山は北韓が全力を注いで開発している観光地」としたうえで、「元山観光は金剛山観光再開に向けた突破口になり得る」と強調しました。
崔知事は、アメリカ訪問中に現地の政治家らと面会する際に、江原道が推進している「南北東海岸観光共同特区」造成の必要性もアピールしたということです。

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