北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が重要政策などの決定の前後には必ず訪れてきた「革命の聖地」、北韓北部の両江道（ヤンガンド）三池淵郡（サムジヨングン）が、郡から市へ昇格しました。
朝鮮中央通信は11日、最高人民会議常任委員会が発表した政令として、このほど大々的な再開発事業を終えた三池淵郡は、「三池淵市へと昇格することが決まった」と報じました。
三池淵は、故金日成（キム・イルソン）主席の直系の血筋である「白頭（ペクトゥ）血統」を象徴する白頭山（ペクトゥサン）がある「革命の聖地」とされます。
今回の三池淵郡の市への昇格は、革命の聖地としての象徴性を強調するほか、今月４日に金委員長が視察した際に、白頭山と三池淵一帯を住民に対する思想教育の拠点にすることを指示したことも背景にあるものと見られます。

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