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米国防総省  THAADミサイルの能力向上図る

ニュース2020-02-14
米国防総省  THAADミサイルの能力向上図る

アメリカ国防総省は、韓国に配備している高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の能力向上を図るための予算を計上したことがわかりました。
アメリカ国防総省は現地時間の10日、2021会計年度の国防予算案を発表しました。
この中には、韓国に配備されたサードを含めて、サードシステムの能力向上のための予算1兆ウォンが含まれています。
能力向上は、まずサードの発射台と指揮統制を行う射撃部隊を切り離し、遠隔で操作できるようにするものです。
またサードのレーダーを利用して、地対空誘導弾のパトリオットミサイルを遠隔操作するほか、サードとパトリオットミサイルの発射台を統合運用するための予算を組んでいます。
これについて国防総省は、北韓のミサイル攻撃に備えて、サードやパトリオットのような多様なミサイルシステムの統合を図るためだと説明しました。
こうした動きが、いまの慶尚北道(キョンサンブクト)星州(ソンジュ)郡の「サード」基地から京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)などの韓国駐留アメリカ軍基地に移動する案を念頭に置いたものなら、サードの配備をめぐる中国の反発や報復が再燃する可能性があり、北韓の反発も予想されます。

★2020年5月14日修正

[Photo : KBS]

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