北韓が拡声器を再設置 韓国軍、対応に苦慮
北韓は南北軍事境界線付近で韓国向け宣伝放送に使っていた拡声器を21日から再び設置していますが、韓国軍は韓国側でも拡声器を再設置するかどうか対応に苦慮しているもようです。
政府筋が23日、明らかにしたところによりますと、北韓軍は21日午後から拡声器の設置作業を始め、2日間でDMZ=非武装地帯の東部、西部、中部戦線一帯の20か所あまりに設置しました。
北韓は過去、これらの地域の40か所あまりに拡声器を設置していたため、今後さらに20か所あまりで設置するとみられます。
北韓は再び設置した拡声器で放送は始めていません。
労働党中央軍事委員会が韓国向けのビラ散布を承認したため、ビラ散布とともに放送を開始する可能性が高いと韓国軍当局はみています。
南北は2018年4月27日の板門店宣言にもとづいて、南北軍事境界線付近の放送施設をすべて撤去していました。
韓国軍当局が北韓の今回の行動に対応して韓国側にも拡声器を設置すれば、結果的に韓国も板門店宣言に違反することになるため、身動きが取れない状態です。
[Photo : YONHAP News]
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