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国家情報院長候補 「南北関係改善通じて米朝関係も改善すべき」

ニュース2020-07-28
国家情報院長候補 「南北関係改善通じて米朝関係も改善すべき」

国家情報院の次期院長候補となっている元国会議員の朴智元(パク・チウォン)氏は、悪化した南北関係について、「南北関係の改善を通じて米朝関係も改善されるべきだが、北韓がわれわれを非難するのは遺憾だ」と述べました。
これは朴智元氏が27日、出席した国会情報委員会の人事聴聞会のなかで述べたもので、さらに「南北間の交流・協力が必要だが、わが政府としては国連安保理やアメリカ政府の制裁問題などをどう解決するかという難題がある」とも語りました。
朴氏はまた、「政府は個別観光や開城(ケソン)工業団地、金剛山(クムガンサン)観光の再開などにむけて対話を呼びかけ、とくに新型コロナウイルスの問題で保健分野の協力を提案したが、未だに反応がないのは遺憾だ」と述べました。
北韓をめぐる問題を調整する韓米作業部会(ワーキンググループ)が南北関係改善の足かせになっているとして、与党の一部から批判が出ている問題については、「アメリカに一方的に引きずられるのも、アメリカを無視するのも適切ではないため、上手く調整するよう努力する」と述べる一方、「制裁に該当しない南北交流は活発に進めるのが望ましい」との考えを示しました。
一方、朴氏は「北韓との関係改善は国家情報院法にないものだ」とする野党の指摘に対して、「法令にはないが、本来の任務だ」と答えました。

[Photo : YONHAP News]

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