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北韓が「経済失敗」を認める 米大統領選後に党大会を開催へ

ニュース2020-08-20
北韓が「経済失敗」を認める 米大統領選後に党大会を開催へ

北韓は、経済目標を達成できなかった失敗を公式に認め、アメリカの大統領選挙の行方を見守ってから内外の政策を講じる意志を示しました。
北韓の朝鮮中央通信は20日、党中央委員会総会を通じて来年1月に第8回労働党大会の開催を決定したと明らかにしました。また、この党大会で新たな「国家経済発展5か年計画」が提示されると強調しました。
党大会開催の背景については、「計画していた国家経済発展目標の達成が不十分であり、人民の生活が向上されなかった」として、当初の経済目標の達成に失敗したことを認めました。
北韓の最高意思決定機関である党大会は、通常5年に1度開催されるため、本来なら2021年5月に開催されるはずですが、今回は4か月前倒しするかたちとなります。
これについて、1月はアメリカの大統領選挙が終わって次期大統領が就任した直後という点から、アメリカの新政権を確認したあとで、新たな対外政策を講じるねらいがあるとする見方が出ています。
これまで北韓に対して前向きなメッセージを発信してきたトランプ大統領が再選した場合、米朝交渉を再開して北韓に対する制裁解除のきっかけを作ろうとする可能性があります。
一方、民主党のバイデン前副大統領が当選し、オバマ政権の「戦略的忍耐」に回帰する場合、北韓は新たな戦略を模索せざるを得なくなる可能性もあります。
バイデン前副大統領は過去にインタビューで、「韓国、日本との協力を強化して、中国に北韓を圧迫させて非核化を推進する」との構想を明らかにしたことがあります。

[Photo : YONHAP News]

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