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党大会で北が軍事パレードか 韓国軍が分析

ニュース2020-12-28
党大会で北が軍事パレードか 韓国軍が分析

韓国とアメリカの軍や情報機関が、北韓で来年1月に開かれる予定の朝鮮労働党大会に合わせた軍事パレードの準備動向を綿密に追跡、監視していることが、28日の韓国国防部の定例会見で明らかにされました。
北韓は来年1月に5年ぶりの朝鮮労働党の党大会を開く予定で、国家経済発展5か年計画をはじめ、米朝関係や南北関係を方向付けるメッセージも示されるものとみられています。
また党大会に合わせて行われる軍事パレードでは、北韓が軍事力を誇示して新たな兵器を公開することが通例になっているため、注目が集まっています。
アメリカの北韓分析サイト「38ノース」が、現地時間の26日に撮影された平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)広場の衛星写真を分析したところ、数千人の市民を動員して、軍事パレードのリハーサルを行っているとみられると明らかにしています。
この写真には、赤いプラカードを持った数千人の人々が「決死擁護」という人文字を描いているのが写っています。
北韓は、ことし10月に金日成広場で労働党創建75周年を記念して行った軍事パレードで、新型のICBM=大陸間弾道ミサイルなどを公開しましたが、その兵器の一部がまだ平壌にとどめられていることがわかっています。
また北韓軍の動向について韓国軍の合同参謀本部は、「12月からの冬季訓練は例年どおりに行っているとみている」と分析しています。
北韓軍は、新型コロナの感染拡大を懸念して、多くの兵力を動員する大規模な訓練ではなく、小規模な訓練を中心に行っているとされています。

[Photo : YONHAP News]

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