文在寅（ムン・ジェイン）大統領は22日、韓国を訪問しているアメリカのソン・キム北韓担当特別代表と面談し、韓国と緊密に協力して北韓との対話を再開し、交渉を進展する努力を継続するよう呼びかけました。
およそ30分間行われた面談で、文大統領はソン・キム特別代表に対し、対話と外交を通じて韓半島の完全な非核化を漸進的に進めていくというバイデン政府の方法は適切であるとして、韓国と緊密に協力して北韓との対話を再開し、交渉の進展に向けた努力を継続するよう呼びかけました。
そのうえで、南北関係の改善と米朝対話が好循環して発展していくよう、協力していかなければならないと強調しました。
これに対し、ソン・キム代表は、南北間の意味のある対話、関与、協力に対するバイデン大統領の支持を改めて確認し、米朝対話の再開に向け最善を尽くすと述べたということです。
また双方は、今月イギリスで開催されたG7＝主要7か国首脳会議について意見を交わしました。
文大統領は、「G7でバイデン大統領のリーダーシップが示され、私を含め世界のリーダーたちが歓喜した」と述べたことに対し、ソン・キム代表は、バイデン大統領と英国のジョンソン首相が新型コロナウイルスの感染防止対策の模範国のリーダーとして文大統領を指差した写真について触れ、高まった韓国の地位を示していると評価しました。

[Photo : YONHAP News]