外交部によりますと、鄭義溶（チョン・ウィヨン）外交部長官は、来週、オンライン形式で開かれるASEAN=東南アジア諸国連合関連の４つの会合に出席します。
来週開かれる会合は、韓国とASEANによる会合のほか、韓日中によるASEANプラス３外相会議、EAS＝東アジアサミット、ARF＝ASEAN地域フォーラムの４つで、去年に続きことしもオンライン形式で催されます。
鄭長官は、ASEANとの外相会合で文在寅（ムン・ジェイン）政権が掲げる「新南方政策」の成果を確認し、協力強化策を模索する計画で、ASEANプラス３外相会議では、新型コロナウイルス対応や実質的な経済回復策を重点的に議論する考えです。
また一連の会合で、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着の実質的な進展を実現するための取り組みを説明し、参加国の支持を呼びかける考えで、27日に南北の通信連絡線が復旧したことについても説明するとしています。
一方、ARF＝ASEAN地域フォーラムは、北韓が唯一参加する域内の多国間協議で、今回のARFに北韓が参加するか注目されます。
今回のARFに北韓が参加するかどうかはまだ明らかになっていませんが、先月行われた準備会議に、北韓の安光日（アン・グァンイル）ASEAN代表部大使兼インドネシア大使が出席していることから、ARFに参加する可能性が高いとみられます。

[Photo : YONHAP News]