北韓が寧辺（ヨンビョン）の核施設を再稼働させた可能性が出ていますが、外交部の崔鍾建（チェ・ジョンゴン）第１次官は、7日、国会外交委員会で、寧辺核施設の再稼働は南北合意には違反していないとする考えを示しました。
外交部の崔鍾建第一次官は、これについて、寧辺の核施設が再稼働されたことが事実だとしても、2018年の南北首脳会談の際に合意された板門店（パンムンジョム）宣言と平壌共同宣言の趣旨のうち、核やミサイル実験場の廃棄措置は今も取られているので、南北合意には反していないとする考えを示しました。
また、寧辺の核施設で、核爆弾の原料となるプルトニウムを抽出する作業を再開した可能性があるとしたIAEA＝国際原子力機関の報告書について、「報告書の内容が実態に合っているかどうかは言わないが、北韓の主な核施設は韓米が常時監視していることは断言できる」と述べました。
IAEAは先月27日、北韓が8月初めから寧辺の核施設で、核爆弾の原料となるプルトニウムを抽出する作業を再開した可能性があると報告しています。

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