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訪米中の韓国国家安保室長 「米国と南北・米朝関係全般を協議」

ニュース2021-10-12
訪米中の韓国国家安保室長 「米国と南北・米朝関係全般を協議」

アメリカを訪問している大統領府青瓦台の徐薫(ソ・フン)国家安保室長はアメリカ側と韓国戦争の終戦宣言を含む南北・米朝関係全般について協議する考えを示しました。 
徐室長は11日、ワシントン近郊のレーガン空港に到着し、記者団に対して「南北間の連絡ルートが再び繋がったため、アメリカ側と南北関係や米朝関係について一度点検し、全般的に協議する必要があるタイミングだと考えている」と述べました。
終戦宣言について、アメリカ側の前向きな反応を期待しているかという質問に対しては、「終戦宣言も含めて議論することになるだろう」と答えました。
徐室長は、北韓制裁の緩和については、「いずれにせよ、非核化交渉が進めば、この問題も議論せざるを得ない。全般的に踏み込んだ議論を行おうとしている」と話しました。
南北間の対話については、「南北関係の協議はまだ本格的に始まっていない。近く対話も始まるのではないか」という見通しを示しました。
年内に開くことで合意済みの韓米首脳会談で北韓問題が議題になるかという質問に対しては、「当然韓半島問題が主な議題の一つになるだろう」と答えました。
徐室長は12日、サリバン国家安全保障担当大統領補佐官と会談する予定とされています。
会談では、南北間の通信線が復旧したことを踏まえて、南北間、米朝間の対話の糸口を見出し、非核化交渉につないでいく方策について包括的に議論するとみられます。
なかでも、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会で提案した終戦宣言を土台に、米朝間のこう着状態をいかに解消していくかが集中的に議論される見通しです。
一部では、文大統領の任期内に、テレビ会議形式での南北首脳会談開催や来年2月の北京冬季オリンピックに合わせた南北首脳会談の開催の可能性も取り沙汰されていて、サリバン補佐官との会談でこれらが議論されるかに注目が集まっています。

[Photo : YONHAP News]

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