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SLBMと見られるミサイル発射、北韓メディアはまた報道せず 

ニュース2022-05-09
SLBMと見られるミサイル発射、北韓メディアはまた報道せず 

北韓が7日に発射したSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルについて、北韓の主要国営メディアが報じていないことがわかりました。
北韓はミサイル発射を行った翌日に朝鮮労働党機関紙・労働新聞や朝鮮中央通信、朝鮮中央テレビなどを通じてミサイル発射に関する詳細と発射場面の写真などを公開してきました。
しかし、今月4日にICBM=大陸間弾道ミサイルとみられる弾道ミサイルを発射してから翌日の5日に関連の報道を行わなかったのに続いて、今回も8日時点で7日に実施したミサイル発射について報じていません。
北韓はことし3月に新型ICBM「火星17」と推定されるミサイルが初期段階で空中爆破した際にも、翌日に関連の報道を行いませんでした。
これについて専門家の間では、北韓が自衛権の範囲内で日常的な軍事行動を行っているという印象を対外に与えるとともに、兵器開発について戦略的に曖昧な態度を取ることで注目度と緊張を高めようとしているとの見方が出ています。
これを前に韓国軍の合同参謀本部は、北韓が7日午後2時7分ごろ、東部・新浦(シンポ)沖の潜水艦から東海に向けて、SLBMとみられる短距離弾道ミサイル1発を発射したと発表しました。
北韓が7日に発射した弾道ミサイルについて韓国軍は、去年10月に北韓が発射したSLBMと類似したミサイルとみています。
また、北韓の相次ぐ弾道ミサイルの発射については、「韓半島はもちろん、国際社会の平和と安定を脅かす行為だ」と批判し、国連安保理決議に対する明白は違法行為を早急に中断するよう強く求めました。

[Photo : YONHAP News]

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