「北韓は国境再開放すべき」 国連人権高等弁務官
国連の人権高等弁務官は、北韓が自らを孤立させているとしたうえで、新型コロナウイルスの感染防止対策として閉ざしていた国境を再び開かなければならないと強調しました。
ターク人権高等弁務官は19日、スイス・ジュネーブで開幕した国連人権理事会の会議で、「北韓は、国連の人権システムに参加できる多くの可能性から自らを孤立させてきた」と指摘しました。
そして、「2017年以降、国連の特別報告者が北韓を訪問できていないほか、技術支援を行うとした国連側の提案も実現しなかった」と述べました。
そのうえで、「新型コロナのパンデミックが終了したため、北韓が再び扉を開き、国連の人権システムに参加する機会があることを願う」と強調しました。
北韓は、2020年はじめから新型コロナの感染防止対策として国境を封鎖しており、WHO=世界保健機関やFAO=国連食糧農業機関、ユニセフ=国連児童基金など国連傘下の機関が北韓で活動できない状態が続いています。
[Photo : YONHAP News]