アメリカのブリンケン国務長官の中国訪問を受け、外交部の金健（キム・ゴン）韓半島平和交渉本部長は26日、アメリカのソン・キム北韓担当特別代表と電話会談し、北韓の軍事挑発や非核化に向け、建設的な役割を果たすよう、中国に引き続き働きかけることで一致しました。 
 
金本部長は会談で、ブリンケン長官の中国訪問について、「北韓の軍事挑発の中止および非核化は、国際社会の共通利益であることを改めて確認するきっかけとなった」と評価しました。
 
ソン・キム特別代表は、ブリンケン長官が中国訪問中に行った北韓問題に関する協議が、韓国とアメリカの緊密な協議に基づいて行われたことを、評価しました。
 
両氏は、北韓の軍事挑発や非核化に向け建設的な役割を果たすよう、中国に引き続き働きかけることで一致したということです。
 
また、韓国戦争開戦から73年を迎えた25日、北韓が韓国戦争を「アメリカが挑発した侵略戦争」と表現したことについて、「自らの挑発により、域内の緊張が高まっているのに、その責任を韓日米や国際社会に転換している。明白な歴史的事実を否定する、宣伝・扇動行為は、逆効果を招くだろう」と批判しました。
 
そして、北韓が19日、朝鮮労働党中央委員会の拡大総会で、先月末に打ち上げに失敗した「軍事偵察衛星」を、近いうちに再度打ち上げる方針を示したことを受け、韓日米が緊密に連携し、北韓の挑発に断固として対応することで一致したということです。

[Photo : YONHAP News]