アメリカで5月に開かれたハッキング大会で、北韓の大学生が1位から4位までを独占したことがわかりました。 
 
アメリカの政府系放送局、ラジオ自由アジアが7日に伝えたところによりますと、アメリカ・サンフランシスコに本社を置くインド系のIT企業「ハッカーアース」が5月20日から27日に開催したハッキング大会で、北韓の金策（キムチェク）工業総合大学の学生が、1位と3位、4位を占めました。
 
1位の学生は、満点の成績でした。
 
2位は、同じく北韓の金日成（キムイルソン）総合大学の学生でした。
 
大会は毎月開かれ、5月の大会には1700人余りが参加し、8つの問題が出題されたということです。
 
6月の大会では、北韓の学生が2位と5位、6位、それに9位に入っています。
 
金策工業総合大学はホームページに、「今回の成果に慢心せず、次はもっと大きな成果をあげるために倍の努力をしている」と記しています。
 
ラジオ自由アジアは、「アメリカのIT専門家は、こうした大会が北韓の学生のハッキング能力を向上させ、サイバー犯罪に活用されるおそれがあるとの懸念を示している」と伝えています。

[Photo : YONHAP News]