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金委員長が軍需工場を連日視察 ロシアへの輸出が狙いか

ニュース2024-05-16
金委員長が軍需工場を連日視察 ロシアへの輸出が狙いか

金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、戦術ミサイルの生産現場など、軍需工場を連日視察していますが、こうした動きはロシアへの兵器の輸出を念頭に置いたものとみられています。  
 
北韓の朝鮮中央通信は、金委員長が14日、軍に新たに配備される戦術ミサイルの生産現場を視察し、ことし上半期の生産計画が完了したことに大きな満足感を示したと、翌15日に報じました。
 
今回公開されたのは、北韓の弾道ミサイルのうち、もっとも射程距離の短い「火星(ファソン)11」の発射台とみられています。
 
北韓はおととし4月に「火星11」の発射実験を行った後、小型核弾頭の搭載を目指していることを示唆しています。
 
韓国軍当局は、北韓がこの近距離弾道ミサイルをロシアに輸出する環境がほぼ整ったとみています。
 
北韓は、今月に入って連日のように金委員長が軍需工場の視察を行い、兵器の開発状況を確認する様子を公開していますが、これは兵器の輸出を念頭に置いた動きだとみられています。
 
なかでも、プーチン大統領の北韓訪問が取りざたされているなか、北韓が、通常兵器だけでなく、戦術核兵器の量産能力も備えていることをアピールする狙いがあるとみられています。

[Photo : YONHAP News]

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