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国防部「北韓が軍事合意違反したら断固として対応」

ニュース2022-09-19
国防部「北韓が軍事合意違反したら断固として対応」

2018年9月の南北首脳会談で緊張緩和に向けて「9・19軍事合意」が締結されてから丸4年となる19日、国防部は「北韓が合意に違反した場合、断固として対応する」と明らかにしました。
国防部のムン・ホンシク副報道官は19日の定例会見で、「9・19軍事合意は、南北間の軍事的緊張を緩和し信頼を構築するという趣旨に沿って、双方が履行することが重要だ」としたうえで、「北韓が軍事合意に違反した場合、相互主義の原則に基づき、断固として対応する」と強調しました。
一方、韓国軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は、北韓に特別な軍事動向がみられるかとの質問に対し、「わが軍は、北韓軍の夏季訓練が終了してから行われている活動を綿密に監視しており、確固たる警戒態勢を維持している」と答えました。
そして、北韓が朝鮮労働党創建日の来月10日に向けて軍事パレードを準備しているなどの動向があるか聞かれると、「今のところは追加で説明する内容はない」と述べました。
2018年に南北の首脳が合意した「9.・19軍事合意」では、2018年11月1日から国境地域の地上・海上・空中での敵対行為を中止することや、南北が共同でDMZ=非武装地帯のファサルモリ高地で遺骨収拾作業を行うことなどが盛り込まれています。
ところが、DMZでは2020年5月に銃撃事件が起きているほか、南北共同の遺骨収拾作業をはじめとする多くの合意内容の履行も進んでいません。

[Photo : YONHAP News]

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