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韓国軍 長距離地対空ミサイルでの迎撃試験を実施

ニュース2023-03-30
韓国軍 長距離地対空ミサイルでの迎撃試験を実施

北韓の核やミサイルの挑発が続くなか、「韓国型サード(THAAD)」と呼ばれる長距離地対空ミサイル(L-SAM)の迎撃試験が30日、行われます。  
 
韓国軍と国防科学研究所によりますと、30日午後、国防科学研究所の忠清南道(チュンチョンナムド)泰安(テアン)郡の安興(アンフン)試験場で、長距離地対空ミサイルを使った迎撃試験を行うということです。
 
合同参謀本部は、今回の迎撃試験のため、30日と31日の午後2時から午後8時まで、韓半島西の海、西海(ソヘ)の安興沖に航行警報を出しました。
 
国防科学研究所はこの長距離地対空ミサイルについて、去年2月に、設定した軌道通りに飛行する試験を行ったのに続いて、11月には標的とするミサイルの迎撃試験を行い、初めて成功しています。
 
長距離地対空ミサイルは、高度40キロから60キロで飛行する北韓の弾道ミサイルを迎撃する目的で開発されています。
 
韓国が整備を進めるミサイル防衛構想の中心的な兵器の一つで、このミサイルが実戦配備されれば、高度40キロから150キロの防御を担うアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」、高度15キロから40キロを担うパトリオットミサイル(PAC-3)、中距離地対空ミサイル(M-SAM)「天弓(チョングン)-Ⅱ」などとあわせて、様々な高度で飛行するミサイルに対する迎撃態勢が取れるようになります。
 
韓国軍は長距離地対空ミサイルについて、追加の試験発射と評価を行い、2024年末には開発を終え、2026年から量産に入り、2028年までに実戦配備する計画です。

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