北韓は、朝鮮労働党の創立78周年を迎え、これまでの成果を自賛したうえで、金正恩（キム・ジョンウン）政権発足後、戦闘力が強化されたと強調しました。 
 
朝鮮労働党の機関紙、労働新聞は、党の創立記念日を迎えた10日、「輝かしい78年の道のりにおいて、創造と変革の偉大な物語が紡がれ、世界的な強国へのまぶしい飛躍を遂げた」と評価しました。
 
そのうえで、金正恩政権発足から10年の成果として、「戦闘力と指導力の強化」を挙げ、核兵器を中心とした安全保障政策を憲法に明記したことを強調しました。
 
労働新聞はまた、10日の午前0時から、平壌にある金日成（キム・イルソン）広場で、党の創立78周年を祝う行事が開かれ、国旗の掲揚式や花火大会が開催されたと伝えました。
 
一方、北韓は、これまでに2回失敗している軍事偵察衛星の打ち上げを今月中に行うと宣言していて、韓国政府は、ロシアの北韓への協力を含め、北韓の動向を注視しています。
 
北韓は、軍事偵察衛星について、「アメリカ宇宙軍に対応し、わが国の安全や利益、生存権を保証するために不可欠な戦略的選択だ」と主張しています。

[Photo : YONHAP News]