ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

韓国の外交局長が中国側に関係発展の重要性を強調

ニュース2023-12-20
韓国の外交局長が中国側に関係発展の重要性を強調

韓国が中国との関係改善を試みるなか、韓国の外交局長が中国側に韓中関係の発展の重要性を強調しました。 
 
外交部は20日、中国を訪れている崔容準(チェ・ヨンジュン)北東アジア局長と、中国外務省の劉勁松(りゅう・けいしょう)アジア局長が19日、深センで、協議を行ったと明らかにしました。

韓国と中国の関係は、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」の韓国への配備に中国が反発していることに加え、台湾問題に関して、ことし4月に尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が力による現状変更への反対を表明したこと、さらに、ことし6月に、韓国に駐在する中国大使が韓国の外交姿勢を批判する発言を行うなど、ぎくしゃくした状態が続いています。

こうしたなか、先月末に韓国の釜山で開かれた外相会談で、韓国と中国は、対話の活性化に向けて努力することで一致していました。
 
今回の外交局長級協議で、韓国側は、相互尊重にもとづく健全で成熟した韓中関係の発展の重要性を強調しました。

韓国と中国の外交局長は、幅広い分野で交流とコミュニケーションを強化していくことで一致しました。
 
協議では、韓半島問題についても話し合われ、北韓が17日に短距離弾道ミサイルを発射したのに続き、18日に固体燃料式の新型ICBM=大陸間弾道ミサイル「火星(ファソン)18」を発射したことについても、意見が交わされたものとみられます。
 
北韓のメディアは、北韓が「火星18」を発射した当日に、北韓と中国の外交当局者が会談し、軍事面での協力を強化していくことで一致したと報じています。
 
これについて、中国が北韓のミサイル発射を事実上容認したのではないかという見方も出ています。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース