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韓国 軍事偵察衛星2・3号機を今年打ち上げ

ニュース2024-01-09
韓国 軍事偵察衛星2・3号機を今年打ち上げ

韓国は、先月初めに打ち上げに成功した軍事偵察衛星の第1号機に続き、2025年までに追加で4基を打ち上げ、宇宙からの独自の偵察システムの構築を目指していますが、そのうち、2号機と3号機は、ことし打ち上げられる見通しです。 
 
防衛産業庁は8日、軍事偵察衛星の2号機を4月に、3号機を11月にそれぞれ打ち上げる予定だと明らかにしました。

防衛産業庁では、現在の衛星1基の体制に比べて、北韓の核やミサイルによる挑発の動きをより素早く察知できるようになるとしています。
 
打ち上げは、アメリカ・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地で行われ、アメリカの宇宙企業、スペースXのロケット「ファルコン9」が使われるということです。
 
先月、打ち上げた1号機は、光学および赤外線センサー型のカメラを搭載していますが、2号機と3号機はSAR=合成開口レーダー型の衛星です。
 
SAR衛星は、カメラで撮影する光学衛星と違い、地上に向けて照射して跳ね返ってきた電磁波を解析するため、夜間や悪天候でも高解像度のデータを収集することができます。
 
防衛産業庁によりますと、2号機は、性能の評価テストが2月に終わる予定で、3月に発射場に移動し、1か月間、打ち上げに向けた準備を行ったあと、4月初めに打ち上げる予定だということです。
 
3号機は、評価テストが始まったばかりで、打ち上げは11月になる予定です。
 
2号機と3号機は、国防科学研究所の主導のもと、韓国航空宇宙産業やハンファシステムなど、宇宙航空分野の国内企業が開発に参加しています。

[Photo : YONHAP News]

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