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国防部長官「北韓が新型ミサイルをロシアに提供する可能性」

ニュース2024-01-11
国防部長官「北韓が新型ミサイルをロシアに提供する可能性」

申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官は、北韓がロシアに新型の戦術近距離弾道ミサイルを提供する可能性があるという見方を示しました。 
 
申長官は10日、聯合ニュースとのインタビューで、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が今週、視察を行った軍需工場で作られているミサイルは、北韓がおととし4月に最初の試験発射を行ったCRBM=戦術短距離弾道ミサイルだという認識を示しました。

そのうえで、申長官は、「最近の北韓とロシアの武器取引の動向をみると、北韓がこの新型ミサイルをロシアに売る可能性がある」と述べました。
 
北韓とロシアとの武器取引の規模について、申長官は、「去年末の時点で、コンテナ5000個分で、152ミリ砲弾に換算すると230万発、122ミリ放射砲弾だとすると40万発に相当する」と述べました。
 
申長官は、北韓による弾道ミサイル開発の全体状況についても言及し、早ければ今月中にも新型の中距離弾道ミサイルの試験発射を行う可能性があるという見方を示しました。
 
さらに、北韓がこれまでに行ったICBM=大陸間弾道ミサイルの試験発射については、「通常より高い角度での発射であったため、大気圏への再進入に必要な技術を確保しているかどうかや、精密打撃能力については、確認されていない」としたうえで、「ことしは、通常の角度で発射する可能性がある」と述べました。
 
北韓が7回目の核実験に踏み切る可能性については、「北韓北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場は、7回目の核実験を行うことができる状態を維持しているが、時期を予測するのは難しい」と述べたうえで、「韓国の総選挙やアメリカの大統領選挙を年内に控え、挑発に最適な時期を検討しているだろう」という見方を示しました。

[Photo : YONHAP News]

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