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韓中外相が電話会談 二国間の協力や北韓問題を議論

ニュース2024-02-07
韓中外相が電話会談 二国間の協力や北韓問題を議論

先月、新たに就任した趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は6日、中国の王毅外相と初の電話会談を行い、韓中の協力や北韓問題などについて議論しました。 
 
外交部によりますと、趙長官と王毅外相の電話会談は50分にわたって行われ、趙長官は、韓中両国が対立するもととなっている懸案をできるだけ取り除くとともに協力関係を続け、相互信頼をベースとして持続可能な成長を図ることが重要だと強調しました。
 
また、去年11月に韓日中3か国の外相会談で、首脳会談の開催を急ぐことで合意したことに触れ、実現に向けた追加の協議を提案しました。
 
これを受けて、王毅外相は韓日中首脳会談の議長国を務める韓国の努力を評価するとともに、追加の協議を支持する立場を表明したということです。
 
双方はまた、韓中外交安保対話、外交次官間の戦略対話などの協議体が早期に開催されるよう、緊密に協議を続け、安定したサプライチェーンや貿易投資の増進のために協力することで一致しました。
 
北韓の核問題をめぐっては、趙長官は北韓が挑発を中断し、非核化の道に戻るよう、中国が建設的な役割を果たすよう呼びかけるとともに、中国国内の脱北者が強制送還されないよう、中国政府の協力を要請しました。
 
中国の外務省によりますと、王毅外相は、「現在の韓半島情勢の緊張には理由がある」として、「各当事者が冷静さと自制心を持ち、緊張を高める言動は慎み、対話と交渉によって問題を解決することを希望する」と応えたということです。

一方、韓国の外交部は、王毅外相が趙長官とともに両国関係の発展に向けて緊密に協力していく意思を示すとともに、趙長官に対し、中国を訪問するよう要請したということです。

[Photo : YONHAP News]

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