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北韓 来月初めに憲法改正か ロシア憲法研究中

ニュース2024-03-06
北韓 来月初めに憲法改正か ロシア憲法研究中

韓国政府の高官は、北韓が、早ければ来月初めにも憲法を改正することを目指して、ロシアの憲法などを研究していると明らかにしました。 
 
国会議員に当たる北韓の最高人民会議の代議員は、任期が5年で、ことしは選挙の年となっています。

直近3回の選挙は、いずれも3月の上旬から中旬の間に行われているため、ことしもこの時期に選挙が行われるものとみられていましたが、これまでは2か月前に発表されていた選挙の日程も、今回はまだ公開されていません。
 
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、韓国を「敵対国家」と規定したうえで、これを憲法に明記するための改正を、次の最高人民会議で審議するよう指示したことが、選挙の延期につながったものとみられます。
 
韓国政府の高官によりますと、北韓は早ければ来月にも最高人民会議を通じて憲法改正に乗り出すということです。
 
これと関連し、北韓はロシアなどに研究員を送り、憲法上の領土に関する規定の研究に乗り出していることが明らかになりました。
 
金委員長は、ことしの初めに、「違法・無法の『北方限界線』をはじめとするいかなる境界線も認められない」と述べ、領土条項などについて、憲法を改正する必要性を強調しました。
 
そのため、憲法改正を行ったあと、境界線の南側への領土主権を行使するとして挑発に乗り出すのではないかという懸念も出ています。

[Photo : KBS News]

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