加湿器の殺菌剤に含まれている成分によって肺に損傷を受け、死亡した被害者の遺族らが、国と殺菌剤製造販売業者を相手とって,17日、ソウル中央地方裁判所に集団訴訟を起こしました。
訴訟を起こしたのは死亡した4人の遺族で,訴状によりますと、｢殺菌剤の｢オクシ・サクサク｣、｢セヒュ｣の製造販売業者は、確かな根拠もないまま人体に害がないという表示をし、監督責任のある政府は,死者が出てから殺菌剤を回収したり医薬部外品に指定するなど、対応が遅れた。このため製造販売業者と国は、まず財産上の損害に対する賠償金と慰謝料として、被害者１人あたり2億ウォンずつ、合わせて8億ウォンを支払うべきだ｣と主張しています。
保健福祉部の調べによりますと、加湿器の殺菌剤によるものとみられる肺疾患の患者は、これまでに34人 が確認され、うち10人が死亡しています。

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