2022年に開催されるサッカーワールドカップのカタール大会について、FIFA=国際サッカー連盟のブラッター会長は16日、カタールを開催地に決定したのは間違いだったとの考えを示し、波紋が広がっています。
これは、ブラッター会長が16日、スイスのテレビ局との会見で述べたものです。
このなかで、ブラッター会長は、「酷暑のカタールを開催地に選んだのは間違いではないか」との質問に対し、「人はみな、失敗をするものだ」と述べ、2022年のワールドカップ大会の開催地をカタールに決めたのは間違いだとする考えを示しました。
また、ブラッター会長は、「カタールの夏は暑すぎるという技術報告書が示されたが、理事会では大多数がカタール開催を支持した」と述べました。
さらに、カタール決定をめぐって、一部の海外メディアが、カタールと関係の深い欧米の企業が圧力をかけたとの疑惑を提起したことについて、ブラッター会長は、「そうした疑惑提起は、政治的意図をはらんでいる」と述べて疑惑を否定しました。

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