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特別番組

9. ローマ法王、韓国訪問

2014-12-29

9. ローマ法王、韓国訪問
バチカンのフランシスコ法王が8月14日から5日間の日程で韓国を訪問しました。
ローマ法王の韓国訪問は、1989年の当時のヨハネ・パウロ2世法王以来、25年ぶりで、フランシスコ法王にとっては去年3月に就任して以来、初のアジア訪問となりました。
フランシスコ法王は韓国訪問中、大統領府青瓦台で朴槿恵大統領と会談したほか、客船セウォル号沈没事故の犠牲者の遺族らのためのミサを開き、また、「アジア青年の日」の記念ミサを開いて、アジアの若い信者たちと交流し、朝鮮王朝時代の1791~1888年にかけて迫害された韓国人殉教者ら124人を福者に列する至福式も開きました。
訪問最終日の18日にはソウル市内の明洞大聖堂で「平和と和解のミサ」を開き、韓半島の平和などを願って祈りを捧げました。
法王はこのミサで、南北が真摯な対話を通じて平和と和解のための努力を続けるよう促しました。
法王は朴槿恵大統領と会談した際にも韓半島の平和について言及し、韓半島の平和は全世界の平和と安定に直結する重要な問題だとして、切実に韓半島の平和を願っていると述べました。
法王は韓国で小型車を利用し、地方に移動する際は高速鉄道を利用するなどして、その質素な振舞いが感動を呼び起こしたりもしました。
また、客船セウォル号沈没事故の犠牲者の遺族、元日本軍慰安婦、外国人労働者、脱北者など、社会的弱者に大きな関心を示しました。
フランシスコ法王の韓国訪問は5日間の短い日程でしたが、法王が残した温かい平和と愛のメッセージは、カトリック信者であるか否かを問わず、長く人々の心に残っています。

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