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北韓「軍事偵察衛星でホワイトハウスなど撮影」

ニュース2023-11-28
北韓「軍事偵察衛星でホワイトハウスなど撮影」

北韓は、先週、打ち上げた軍事偵察衛星「万里鏡(マルリギョン)1号」が、アメリカのホワイトハウスと国防総省の本庁舎、通称「ペンタゴン」などを撮影したと主張しました。 
 
朝鮮中央通信は28日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が27日と28日の未明に、国家航空宇宙技術総局から軍事偵察衛星の本格運用に向けた準備の状況について報告を受けたと明らかにしました。
 
朝鮮中央通信によりますと、北韓の軍事偵察衛星は、27日の午後11時35分ごろに、アメリカ・バージニア州にある海軍基地と造船所などを撮影し、アメリカ海軍の原子力空母4隻とイギリスの空母1隻を写真に収めたということです。
 
また、その1分後には、ワシントンのホワイトハウスやペンタゴンなどを撮影したということです。
 
ただ、北韓は、グアムやハワイのアメリカ軍の基地や、ソウルをはじめとする韓国の都市を含め、これまでに軍事偵察衛星で撮影したと主張する画像は、一切公開していません。
 
朝鮮中央通信によりますと、北韓の軍事偵察衛星は、軌道の調整などが順調に進んでいるため、当初予定していた12月1日よりも1日から2日ほど早く本格運用を始める可能性があるということです。
 
一方、国連の安全保障理事会は現地時間の27日、ニューヨークの国連本部で緊急会合を開き、北韓の軍事偵察衛星の打ち上げを非難する声明の発表や決議案の採択などについて議論しましたが、安保理としての具体的な成果を出せないまま閉会しました。

[Photo : YONHAP News]

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