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板門店の北韓軍兵士が拳銃を携帯 南北軍事合意の破棄で

ニュース2023-11-28
板門店の北韓軍兵士が拳銃を携帯 南北軍事合意の破棄で

韓国と北韓が2018年に締結した南北軍事合意では、軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)の共同警備区域で武器を所持することが禁止されていますが、北韓が合意の破棄を宣言したあと、共同警備区域で勤務している北韓軍の兵士が拳銃を携帯していることが確認されました。 
 
韓国軍の消息筋によりますと、板門店のJSA=共同警備区域で勤務する北韓兵士が先週の後半から拳銃を携帯しているということです。

これは、北韓が南北軍事合意の破棄を宣言したタイミングと重なります。
 
韓国と北韓は2018年に、南北軍事合意の第2条第2項に基づき、板門店のJSAを非武装化することで合意し、その年の10月にJSA内のすべての武器や弾薬、それに監視所を撤収させました。
 
ところが、北韓が今月21日に軍事偵察衛星を打ち上げ、その対応として韓国政府が22日に南北軍事合意の一部の履行を停止したところ、北韓は23日に南北軍事合意自体の破棄を宣言し、24日から11か所の監視所に兵士を配置したほか、銃火器も配備しました。
 
こうした北韓の動きに対し、国防部の報道官は28日、「わが軍は北韓の動向を注視しつつ、それに相応する措置をとっていく」と述べました。

[Photo : YONHAP News]

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