国際社会が北韓の人権状況が劣悪だと指摘していることについて、北韓は人権白書を発表し、反対にアメリカやヨーロッパの人権状況を非難しました。  
 
朝鮮中央通信によりますと、今回の人権白書は、1948年12月10日に国連総会で世界人権宣言が採択されたことを記念して発表されたということです。
 
白書の作成を行った朝鮮人権研究協会は、国際的な人権の改善や増進に積極的に貢献し、世界的な人権問題の解決を図るために白書を発行したとしています。
 
また、世界人権宣言が強調する人間の尊厳と権利は、銃などによる犯罪や人種差別、警察の暴力、女性や児童虐待などがまん延するアメリアやヨーロッパの国々でじゅうりんされていると主張しました。
 
これに対して、北韓では人権が保障されていると強調しました。
 
朝鮮中央通信は、「人民のための人権保障制度のもとで、人民は真の人権を享受し、幸せな暮らしを営んでいる。わが共和国は国際人権分野で自らの責任と役割を果たしている」と主張しました。
 
一方、人権団体の「フリーダム・ハウス」がことし3月に発表した各国の自由度を分析した報告書では、北韓は、自由指数が100点満点の3点と、世界でもっとも低く評価されています。

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