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板門店の国連軍も拳銃携帯 北韓軍の再武装を受け

ニュース2023-12-19
板門店の国連軍も拳銃携帯 北韓軍の再武装を受け

韓国と北韓の軍事境界線上にある板門店(パンムンジョム)のJSA=共同警備区域で、北韓軍が再武装したことを受けて、韓国側の警備にあたっている国連軍も拳銃の携帯を始めたことがわかりました。 
 
国連軍司令部は19日に声明を出し、「北韓軍が武装していることを考慮し、JSAの警備を行っている韓国とアメリカの軍人に再武装の権限と資格を付与した」と明らかにしました。
 
国連軍司令部はまた、「過去の合意通り、JSAの武装解除が韓半島をより安全かつ平和なものにするという立場を韓国政府と北韓側にあらためて伝えた」と述べました。
 
韓国軍の関係者によりますと、JSAに勤務する北韓軍の兵士が先月末から拳銃を携帯し始めたことから、韓国政府は今月初めに国連軍司令部に対して韓国側の兵士の武装を要請したということです。
 
北韓が先月21日に軍事偵察衛星を打ち上げたことを受けて、韓国政府は翌22日に、2018年に締結した南北軍事合意の履行を一部停止しました。
 
北韓はその翌日に、合意の事実上の破棄を宣言し、合意によって武装を解除していたJSAで武装を再開しました。

さらに北韓は、南北の軍事境界線を挟む非武装地帯で、見張りを行うための監視塔を再建し、重火器を配備しています。

[Photo : YONHAP News]

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