北韓が18日にICBM＝大陸間弾道ミサイルを発射したことを受けて、G7＝主要7か国の外相らは19日、北韓を強く非難する声明を出しました。 
 
日本の外務省によりますと、G7の外相らは、北韓のICBMの発射について、「最も強い言葉で非難する」という声明を出しました。
 
また、北韓が住民の福祉よりも武器開発を優先していると指摘したうえで、北韓に対し「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を行うよう強調しました。
 
さらに、北韓が無謀な行動を続けていることに対して、国連安全保障理事会をはじめ、国際社会が迅速かつ強力な対応を示すべきだと呼びかけました。
 
そのほか、北韓の核兵器や弾道ミサイルが、ほかの地域に移転される可能性に深い懸念を示したうえで、北韓がロシアに武器を提供することは、安保理決議違反にあたるとして、両国間の武器の取り引きをやめるよう求めました。
 
一方、韓日米3か国の高位当局者も19日、ビデオ会議を行い、北韓のICBM発射を非難しました。
 
この会議には、韓国国防部のホ・テグン国防政策室長、日本防衛省の加野幸司防衛政策局長、それにアメリカ国防総省のラトナー国防次官補が参加しました。
 
3か国の代表は、「ICBMの発射は国連安保理決議違反であり、北韓の核やミサイルに関連する一切の行為は、いかなる理由でも正当化できない」と強調しました。

[Photo : YONHAP News]