北韓 今週中に党中央委員会総会開催か
北韓では、国家の重要政策を決定する朝鮮労働党の中央委員会総会が今週中にも開かれるものとみられ、来年に向けて、どのような方針が示されるかに注目が集まっています。
北韓は、2019年以降、毎年年末に、一年を振り返り、来年の重要政策を決める朝鮮労働党の中央委員会総会を開いています。
ことしの総会で決まる重要政策のなかには、軍事偵察衛星の打ち上げをめぐる来年の計画が含まれるものとみられます。
北韓は、軍事偵察衛星だとする衛星を打ち上げた翌日の先月22日、早期に新たな偵察衛星を追加で打ち上げる計画を、党中央委員会総会に提出すると明らかにしていました。
総会では、また、北韓が戦術核兵器の使用などに関する方針を発表する可能性もあるものとみられます。
北韓は、ことし後半から、ロシアと軍事的な協力関係を強めており、総会では、軍事面に加え、経済面での協力拡大についても議論するものとみられます。
さらに、総会では、来年も引き続き、韓日米の3か国連携に対抗していく方針を再確認するものとみられます。
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、中央委員会総会の演説で、国内外向けの新年のメッセージを発表するとみられ、韓国とアメリカにどのようなメッセージを発信するか注目されます。
[Photo : YONHAP News]