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北の魚雷攻撃から13年ぶりに再建の艦艇「天安」が配備

ニュース2023-12-26
北の魚雷攻撃から13年ぶりに再建の艦艇「天安」が配備

北韓の魚雷による攻撃で2010年に韓半島西の海、西海(ソヘ)で沈没した韓国の哨戒艦「天安(チョナン)」が13年ぶりに再建され、海軍の第2艦隊に配備されました。 
 
海軍によりますと、ことし5月以降、新しい「天安」の性能評価テストなどを行い、今月23日に、西海で防衛を担当する海軍の第2艦隊に配備したということです。
 
初代の「天安」は1988年に就役し、1999年6月に韓国の延坪島(ヨンピョンド)付近で発生した南北の艦艇による銃撃戦、「第1延坪海戦」に参加するなど、西海上で任務に当たっていましたが、2010年3月26日に、北韓の潜水艇から発射された魚雷によって沈没し、46人の将兵が犠牲となりました。
 
新型の「天安」の艦長は、ハン・ギュチョル中領が務めます。中領の階級は、日本の中佐にあたります。

ハン中領は、新しい任務について、「『天安』に乗っていた46人の犠牲と愛国心を胸に刻み、第2艦隊に入港した」と述べました。
 
初代の「天安」は、全長88メートル、幅10メートルで1000トン級でしたが、再建された護衛艦は、全長122メートル、幅14メートルの2800トン級と大型化され、誘導弾や魚雷などの装備が大幅に強化されたほか、潜水艦を探知する性能も改善されたということです。

[Photo : YONHAP News]

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