ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

韓半島周辺に米空母3隻が集結 北韓の挑発への警告か

ニュース2024-01-25
韓半島周辺に米空母3隻が集結 北韓の挑発への警告か

アメリカの原子力空母3隻が韓半島周辺に集結していることについて、挑発の度合いを強めている北韓に対する警告だという見方が出ています。 

3隻が同時に展開するのは、北韓が6回目の核実験に踏み切った2017年以降、初めてです。
 
アメリカ海軍研究所が運営する軍事専門メディア「USNIニュース」が現地時間の22日にアメリカ国防総省の関係者の話として報じたところによりますと、アメリカの原子力空母、セオドア・ルーズベルトが、韓半島が含まれるアメリカ海軍第7艦隊の作戦区域に先週末、進入したということです。
 
この空母は、現在、日本の南東の太平洋の海上にあるということです。
 
これにより、第7艦隊の作戦区域内には、すでに配備されているロナルド・レーガン、カール・ビンソンに加えて、セオドア・ルーズベルトと、3隻の原子力空母が集結しました。
 
アメリカは、北韓が2017年に6回目の核実験に踏み切ったあと、空母3隻を韓半島東の海、東海(トンへ)上の韓国軍の作戦区域に投入し、韓米合同軍事演習を行っています。
 
今回は、韓国軍の作戦区域ではありませんが、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘や、紅海を航行する船舶への攻撃を繰り返すイエメンの反政府勢力、フーシ派に対してアメリカ軍が攻撃を行うなど、韓半島から離れた場所でも緊張が高まっているなかで、空母1隻をあえて第7艦隊の作戦区域に投入したことから、北韓の挑発に対する警告だという見方が出ています。
 
また、台湾の総統選挙以降、周辺で合同軍事訓練を行うなど、台湾への圧力を強める中国をけん制するためという見方も出ています。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース