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韓日米の外相が会合の見通し 連携を再確認か

ニュース2024-02-19
韓日米の外相が会合の見通し 連携を再確認か

今週、ブラジルで開かれるG20=主要20か国の外相会合に合わせて、韓国、日本、アメリカの外相が会談する見通しです。北韓が、韓国とアメリカに対する反発を強める一方で、日本との関係改善に意欲を示すなか、韓日米3か国が改めて連携強化の姿勢を示すかどうか、注目されます。 
 
21日から2日間の日程でブラジルのリオデジャネイロで開かれるG20外相会合には、外交部の趙兌烈(チョ・テヨル)長官、日本の上川外務大臣、そしてアメリカのブリンケン国務長官が出席する予定です。
 
これに合わせて、韓日米の外相会談も開かれる見通しで、会談では、緊張が高まる韓半島情勢について協議し、北韓問題での3か国の連携を改めて確認するものとみられます。
 
韓国政府としては、日朝関係をめぐる最近の動きなどを踏まえ、北韓問題における3か国の連携に乱れがないことを確認したい考えです。
 
岸田総理大臣は今月9日に、北韓による拉致問題をめぐり、「さまざまなルートを通じて絶えず働きかけを行っており、結果につなげるよう最大限努力したい」として、拉致問題の解決に向けた日朝首脳会談の開催に意欲を示しています。
 
これに対し、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏は今月15日に、「すでに解決された拉致問題を両国関係の障害物としないのであれば、岸田総理大臣が平壌(ピョンヤン)を訪れる日が来るかもしれない」などとする異例の談話を発表しています。
 
これについて、韓国が日米との安保協力を強化するなか、北韓がこうした状況に危機感を持ち、韓日米の連携にくさびを打つ思惑があるとの見方も出ています。
 
今回のG20サミットにあわせて、韓国と日本の間で別途、外相会談が行われた場合、日朝対話に向けた動きについて、韓日の外相が意見を交わすかどうか、注目されます。

韓国で3月に予定されている韓米合同軍事訓練「フリーダムシールド」を前に北韓が挑発をエスカレートさせる可能性もあり、政府は、韓日米による連携をさらに強化したい考えです。

[Photo : YONHAP News]

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