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北韓 ロシア向け武器輸出のために工場フル稼働

ニュース2024-02-27
北韓 ロシア向け武器輸出のために工場フル稼働

韓国軍によりますと、北韓は、ロシアに輸出する武器を作るため、一部の軍需工場をフル稼働しているということです。 
 
北韓では現在、数百か所ある軍需工場のうち30%が稼働中で、このうちロシアに輸出するための武器を作る工場はフル稼働の状態だということです。
 
国防部の申源湜(シン・ウォンシク)長官は26日、記者との懇談会で、この半年間で北韓からロシアに渡ったコンテナは6700個あまりだと明らかにしました。
 
152ミリの砲弾だと300万発、122ミリの放射砲弾だと50万発以上に相当する量だということです。
 
申長官は、ロシアが北韓製の砲弾に依存する度合いが高まれば、ロシアから北韓への人工衛星などの技術移転もより活発になる可能性があると指摘しました。
 
また、北韓がロシアに輸出する武器を作るための部品をロシアから輸入する際に、食糧も一緒に持ち込むため、食料の価格が一定程度に保たれていると説明しました。
 
一方、最近、武器の種類を多様化することに注力している北韓が、巡航ミサイル関連の試験発射を増やしている理由について、申長官は、ロシアに輸出するための武器をテストすると同時に、挑発の手段として利用しているもので、韓国軍も北韓の動きを注視していると述べました。
 
そのほか、去年、打ち上げられた北韓の軍事偵察衛星「万里鏡(マルリギョン)1号」は、現在、軌道に乗って周回しているだけで、偵察の任務は行っていないものとみられるということです。
 
さらに、韓国軍は去年12月に続いて、ことし4月の第1週に2つ目の軍事偵察衛星を打ち上げる予定になっていますが、これより前に、北韓も2つ目となる軍事偵察衛星の打ち上げを行う可能性があるということです。

[Photo : YONHAP News]

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