韓国軍は、北韓の核やミサイルによる挑発の兆候などを宇宙から監視するために、軍事偵察衛星によるネットワークの構築を進めていますが、その2号機が、今月8日に打ち上げられることになりました。  
 
国防部が5日、発表したところによりますと、韓国軍の軍事偵察衛星の2号機は8日、アメリカのフロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる予定だということです。
 
去年12月の初めに1号機が打ち上げられて以来、4か月ぶりの打ち上げとなります。
 
1号機には、赤外線センサーを搭載した電子光学式のカメラが装備されているのに対して、2号機は、高性能のレーダーを搭載し、夜間や悪天候でも高解像度のデータを収集することができます。
 
1号機は1日に2回、韓半島の上空を通りますが、2号機は1日最大で6回通るということです。
 
1号機は現在、映像の検証と補正作業が完了していて、ことし6月中にも韓国軍の戦力として活用できるようになる見込みです。
 
国防部は、来年までに軍事偵察衛星を追加で3基打ち上げ、合計5基による偵察ネットワークを確保することで、北韓への監視を強化する方針です。

[Photo : YONHAP News]