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米国連大使が韓日と北韓制裁の独自監視体制を議論へ

ニュース2024-04-09
米国連大使が韓日と北韓制裁の独自監視体制を議論へ

北韓に対する制裁の実施状況を調査する国連の専門家パネルの活動が今月末に打ち切られる見通しとなっているなか、アメリカの国連大使が韓国と日本を訪問し、北韓に対する制裁の実施状況を独自に監視する体制作りについて議論することになりました。 
 
アメリカの国連代表部によりますと、グリーンフィールド国連大使が、今月14日から20日にかけて韓国と日本を相次いで訪問するということです。
 
グリーンフィールド国連大使は、韓国と日本の政府高官と会談し、国連の専門家パネルの活動が打ち切られたあとも、北韓による武器の取り引きや、北韓に対する制裁の実施状況を監視し報告するため、対策を議論する予定だということです。
 
国連の専門家パネルの任期は1年間となっていて、先月28日に、国連の安全保障理事会が、専門家パネルの任期を来年4月まで延長する決議案を採決にかけましたが、中国が棄権したほか、常任理事国のロシアが拒否権を行使して否決となりました。
 
これを受け、韓国外交部の趙兌烈(チョ・テヨル)長官は、今月5日にベルギーのブリュッセルで開かれたNATO=北大西洋条約機構の外相会合にあわせてストルテンベルグ事務総長と会談した際、「国連の専門家パネルに代わる新たな監視組織について、友好国と協議している」と述べ、北韓の活動を独自に監視する体制作りの重要性について指摘しています。

[Photo : YONHAP News]

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