国連安全保障理事会が3月2日に採択した北韓制裁決議にもとづく履行状況の報告書が、20か国以上の加盟国から安保理に提出されました。
北韓の4回目の核実験と、事実上の長距離弾道ミサイルの発射に対して、国連安全保障理事会は3月2日、制裁決議を行い、すべての加盟国に対して決議の採択から90日以内に報告書の提出を求めています。
国連関係者によりますと、提出期限の2日までに報告書を提出したのは韓国、日本、アメリカ、イギリス、ロシア、オーストラリア、カナダ、トルコ、ウクライナ、エジプトなど20か国あまりです。
北韓の伝統的な友好国である中国は「期限内に提出するのは難しいが、近く提出する」と表明しており、近く提出するものとみられています。
まだ報告書を提出していない国が大多数ですが、期限を過ぎても受け付ける、これまでの慣例を踏まえると、報告書を提出する国はまだ増える見通しだと、国連関係者は話しています。

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