コレイル（韓国鉄道公社）と全国鉄道労働組合が7日、ストライキ問題の解決に向けて合意しました。
コレイルは7日、報道資料を公開し、「労使が６日から7日にかけて集中交渉を行った結果、早急な鉄道安全の確保と列車運行の正常化のため、ストライキを終了するという内容の労使合意書と、2016年度賃金協約案に合意した」と発表しました。
鉄道労使は、これまで争点になっていた「成果年俸制」の導入問題などについて2回の集団交渉と20回に及ぶ労使対話を続けてきましたが、意見の隔たりを縮めることが出来ない状態でした。しかし、その後も対話を続け、今月6日から7日まで集中交渉を行った結果、合意に至りました。
労使が合意したことにより、全国鉄道労働組合は8日、支部長会議と現場説明会などの内部手続きを経て業務に復帰する見通しで、賃金協議案は、業務復帰後に組合員投票を経て最終確定するとみられています。全国鉄道労働組合の関係者は、今週中に列車運行が正常化する見通しだとしています。
全国鉄道労働組合は、政府の成果年俸制導入に反対し、ことし9月27日、ソウル地下鉄労働組合などとともにストライキに突入し、8日現在、73日間ストライキを続けています。

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