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金剛山観光事業者の現代峨山 施設撤去の指示に「当惑」

ニュース2019-10-23
金剛山観光事業者の現代峨山 施設撤去の指示に「当惑」

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が金剛山にある韓国側施設の撤去を指示したという北韓メディアの報道を受けて、事業者の現代峨山(ヒョンデアサン)は「当惑している」としたうえで、必要に応じて北側と接触を図る方針を明らかにしました。
現代峨山は記者団に対して、「観光再開に向けて準備していたなかでのいきなりの報道で、当惑しているが落ち着いて対応していく」という公式な立場を明らかにしました。
また必要な場合、開城の南北連絡事務所などを通じて接触を図る方針を明らかにしました。
現代峨山が金剛山観光事業に投じた金額は、施設投資2268億ウォン、事業を進める見返りとしての5597億ウォンなど、合わせて7760億ウォンに上ります。
韓国観光公社など外部企業の投資を含むとさらに大きくなりますが、これらすべてを北韓が没収した状態だということです。
金剛山観光は、2008年に韓国人観光客が北韓の兵士に射殺される事件が起きて以降中断されました。
2011年8月には常駐していた韓国側関係者も撤収し、北韓が施設を管理してきました。
現代峨山は観光再開に備えて非定期的に現場を訪れ、施設を点検してきていて、最後の訪問はことし2月でした。

[Photo : KBS News]

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