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31日発射の北韓飛翔体は「弾道ミサイル」 韓国国防情報本部

ニュース2019-11-07
31日発射の北韓飛翔体は「弾道ミサイル」 韓国国防情報本部

韓国の軍情報当局は、北韓が先月31日に発射した飛翔体は「弾道ミサイル」であるとする見方を明らかにしました。
6日に開かれた国会情報委員会の国政監査で、国防部のキム・ヨンファン国防情報本部長は、先月31日に北韓が発射した飛翔体について、北韓側が主張している「超大型放射砲」ではなく「弾道ミサイル」と見られると明らかにしました。
情報委員会の幹事を務める、最大野党「自由韓国党」の李恩宰(イ・ウンジェ)議員によりますと、キム本部長は「北韓がこれまで11機から
12機のミサイルで固体燃料を利用して発射実験を行ったことを把握している」と述べ、北韓はすでにミサイルに利用される燃料を液体から個体に切り替えていると報告したということです。
李恩宰議員は「液体燃料は充填するのに時間がかかるが、固定燃料は常に充填させておいて、いつでも発射することができるため、ミサイルの観測や探知が困難で、かなり危険だ」と話しています。
一方、北韓がICBM=大陸間弾道ミサイルを移動式の発射台から発射する能力を備えているかどうかについて、キム本部長が言及したかという記者の質問に、情報委員会の幹事を務める、与党「共に民主党」の金敏基(キム・ミンギ)議員は「IRBM=中距離弾道ミサイルでの発射は1度あったが、ICBMはまだ1度も移動式の発射台から発射していないため、能力を備えていないものと判断される。北韓は、ICBMを移動式の発射台から発射しようとしたが、問題が発生してできなかった」と明らかにしたということです。
また、李恩宰(イ・ウンジェ)議員が「弾道ミサイルの発射は国連の対北韓制裁に違反するか」と質疑したところ、キム本部長は「個人的な考えでは、たとえ制裁違反だとしても、それは国連が判断することであって、われわれが判断することではない」と答えたということです。

[Photo : YONHAP News]

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