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北韓の弾道ミサイル発射 国家安全保障会議「明白な安保理決議違反」

ニュース2022-05-05
北韓の弾道ミサイル発射 国家安全保障会議「明白な安保理決議違反」

北韓による弾道ミサイルの発射を受けて、大統領府青瓦台は4日、国家安全保障会議(NSC)常任委員会の緊急会議を開き、「国連安保理決議の明白な違反だ」として強く非難しました。 
会議で出席者らは、北韓が弾道ミサイルを発射したことについて「安保理決議に明白に違反し、国際社会の平和と安定の要求に背くことだ」として強く非難し、韓半島と周辺地域、国際社会に深刻な脅威をもたらす行動をやめ、対話と外交の道へと早急に戻るよう促しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、北韓が弾道ミサイルを発射した直後、徐薫(ソ・フン)国家安保室長から報告を受け、韓米間の緊密な連携のもと、対応を徹底するよう指示しています。
一方、北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓日の首席代表も、北韓による弾道ミサイルの発射は安保理決議に明白に違反するものだとして、北韓に対して緊張を高める行為をやめるよう促しました。
魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島平和交渉本部長は4日、ソウルで日本の船越健裕アジア大洋州局長と協議し、北韓による弾道ミサイルの発射は安保理決議に明白に違反するものだと非難しました。
魯本部長は4日午後、アメリカのソン・キム北韓担当特別代表とも電話で協議しました。
韓米は今後も北韓の動向を注意深く見守りながら、緊密に意思疎通し、安保理レベルの措置をはじめ、国際社会のまとまった対応に向けて協力を続けていくことで一致しました。
北韓は、魯本部長と船越局長が協議していたころの4日正午すぎに、平壌順安(スナン)から韓半島東の東海に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。
合同参謀本部によりますと、飛行距離はおよそ470キロ、最高高度はおよそ780キロ、最高速度はマッハ11とみられるということです。

[Photo : KBS News]

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