北韓のメディアは、4日に弾道ミサイルを発射したことについて翌日になっても何も報じず、「異例の沈黙」を保っています。 
北韓は、弾道ミサイルを発射した翌日の朝には、朝鮮中央通信や労働党機関紙「労働新聞」を通じて、発射の様子を収めた写真などとともに、公表することが多く見られました。
とりわけ今回発射したミサイルはICBM＝大陸間弾道ミサイルとみられることから、翌日に報じなかったことは極めて異例とされます。
ただ北韓はICBMの発射に失敗したときは何も報じていません。
北韓は先月16日に新型ICBMの「火星17型」とみられる飛翔体を発射しましたが、初期段階で空中爆発したため、北韓メディアは何も報じませんでした。
また政治的、軍事的に重みがないとみられる発射については数日後に報じたりもしています。
北韓はことし1月25日に長距離巡航ミサイル2発を発射した際は、翌日は何も報じませんでしたが、3日後の28日に、ほかのミサイルの発射とまとめて報じています。

[Photo : YONHAP News]