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「北韓が核実験すれば、強硬対応」 外交部が強く警告 

ニュース2022-06-01
「北韓が核実験すれば、強硬対応」 外交部が強く警告 

北韓の7回目の核実験が差し迫っているという観測が出ている中、外交部は、北韓が核実験を強行した場合、韓米の拡大抑止の実行力を強化するなどの強硬な対応を取る方針を示し、北韓に警告のメッセージを送りました。
外交部の報道官は、31日の定例の記者会見で「韓米間の緊密な協力のもと、北韓の豊渓里(プンゲリ)核実験場の動向をはじめ、北韓の追加挑発の可能性を綿密に注視している」と述べました。
また、北韓が核実験を強行した場合、「確固たる韓米の連合防衛体制をもとに、拡大抑止の実行力を強化する一方、国連安保理で新たな対北韓制裁決議の採択を進めるなど、強硬な対応を取るため、国際社会と緊密に協力していく」と警告しました。
「拡大抑止」とは、核の傘を具体化した表現で、核保有国のアメリカが同盟国に対してその核戦力によって安全を保障することを指します。 
報道官は、さらに、今月3日にソウルで開かれる北韓の核問題をめぐる韓日米の首席代表の協議でも、この問題が幅広く話し合われる予定だと述べました。 
韓国の政府当局と専門家の間では、北韓の7回目の核実験が差し迫っているという観測が相次いで出ています。
韓日米の3か国は、今回の協議で北韓が核実験を強行した場合を想定して強硬な対応を取るための協力策について集中的に議論する一方、最近、中国とロシアの反対でとん挫した国連安保理の対北韓制裁決議の採択もさらに強く推し進めるものとみられます。

[Photo : YONHAP News]

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