北韓が、軍事偵察衛星とみられる人工衛星の打ち上げを通告した一方で、アメリカ海軍の原子力空母「カール・ビンソン」が釜山に入港しました。 
 
「カール・ビンソン」を中心とするアメリカ海軍の空母打撃群は21日、釜山の作戦基地に入港しました。

韓国海軍は、入港の目的について、北韓の核やミサイルの脅威に対する韓国とアメリカの連合防衛態勢を強化するためだと説明しました。
 
韓国とアメリカは、ことし7月にNCG＝核協議グループを発足させたほか、今月にはSCM＝韓米安保協議会を開き、アメリカの戦略資産をより目に見える形で配備することや、韓米が共同で行う拡大抑止の公約を実践することで合意しました。
 
「カール・ビンソン」が韓国に寄港するのは、北韓の相次つぐ核実験やICBM＝大陸間弾道ミサイルの発射で緊張が高まっていた2017年以来、6年ぶりです。

[Photo : YONHAP News]