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- 平昌冬季五輪 安全確保に向けて全力
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来年2月、韓国の平昌で開く冬季オリンピックに、不参加の意向を表明する国が出る可能性が報じられ、スポーツの祭典の開催が危ぶまれるのではないかという声が出ています。
フランスのローラ・フレセル・スポーツ相は、先月21日、「安全が確保できなければ、フランスの選手団はフランス国内にとどまる」と述べたと報じられ、オーストリア・オリンピック委員会のカール・シュトース会長も23日、「選手たちの安全が保障されなければ、韓国には行かない」と述べたと伝えられました。
しかし、そのあと、フランスも、オーストリア・オリンピック委員会も、予定どおり平昌大会に参加することを表明しています。
IOC=国際オリンピック委員会は、平昌大会の開催見合わせはありえないと、表明しています。
韓国政府も、平昌大会の安全確保に向けて全力を尽くすとしています。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、オリンピック・パラリンピックの開催期間中は、武力紛争を控えることを国連加盟国に求める「五輪停戦」決議が今年11月に国連総会で採択されるものとみており、そうなれば、大会の安全に対する懸念がなくなると強調しています。
韓国は北韓と軍事的に対立している分断国家であることから、参加国が不安に感じることも理解できます。
しかし、韓国は1988年のソウルオリンピック、2002年韓日共催サッカーワールドカップなど多くの国際イベントを成功させた経験があり、これらの国際大会はいずれも融和と平和のメッセージとなってきました。
今回の平昌大会も、平和の祭典として成功裏に開催されることに間違いはないでしょう。
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2017-10-03
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- 平昌冬季五輪 開会まであと4か月
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第23回冬季オリンピック競技大会が来年2018年2月9日から25日までの17日間、韓国東部内陸部の平昌で開かれます。
1988年のソウル・オリンピックに続いて、韓国で開かれる30年ぶり2回目のオリンピックです。
開会まであと4か月となりました。
平昌冬季オリンピックのスローガンは「一つになる熱情」です。
95か国から6500人余りの選手団が参加、15競技102種目で熱戦が繰り広げられます。
種目の数が増えたことで、平昌冬季オリンピックは初めて金メダル数が100を超える大会となります。
平昌のほか、江陵(カンヌン)と旌善(チョンソン)でも各種の競技が行われます。
アルペンスキー滑降、クロスカントリースキー、スキージャンプなどのスキーの大部分の競技は平昌で行われ、スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケートなどのスケートの競技は、東海岸の江陵で行われます。
アリランで有名な旌善では、アルペンスキー回転の競技が行われます。
合わせて12の競技場がありますが、すでに各種の大会を開催して試験運用を終えるなどしていて、年末までにはすべての競技場で準備を終えることにしています。
六つの競技場は新たに建設し、六つは補修、拡充して使用します。
競技場は大会後の活用も工夫しています。
3万5000人余りを収容するオリンピックスタジアムの場合、大会後はコンサートホールとして活用するほか、一部分はオリンピック広報館としても活用することにしています。
平昌へのアクセスも、より便利になります。
鉄道路線の新設とともに、これまでの路線の高速化が進められ、16の道路が拡充または新設されることになっていて、平昌へのアクセスはますます便利になります。
組織委員会は、平昌冬季オリンピックをスポーツの祭典としてだけでなく、文化、環境、平和、経済、情報通信技術のオリンピックに飛躍させるとしています。
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2017-10-02
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- 平昌五輪の開会式場が完成
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来年2月に開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック・パラリンピックのメイン会場が完成しました。
大会組織委員会が29日、明らかにしたところによりますと、開会式と閉会式が行われる会場は、一昨年12月から建設に取り掛かり、およそ1年10か月で完成させました。
これまでの開会式や閉会式は、いずれも陸上競技場で行われてきましたが、平昌オリンピック・パラリンピックでは「オリンピック史上、初めてとなる行事専用の施設」を建設しました。
この施設は、地下1階、地上7階の鉄骨・鉄筋コンクリートの五角形構造の特徴ある建物で、およそ3万5千人を収容できます。
五角形は平昌五輪が掲げる「文化」「環境」「平和」など五つの目標を象徴しており、オリンピックの後は、各種の催しができる公演場として活用することにしています。
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2017-09-30
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- 平昌冬季五輪の聖火リレー 11月1日仁川からスタート
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2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの聖火が、オリンピック開幕100日前の11月1日に韓国に到着し、仁川(インチョン)から全国をめぐります。
平昌オリンピック組織委員会は、28日、「『皆を輝かせる火(Let Everyone Shine)』というスローガンの下で101日間仁川広域市から全国17市・道をめぐる聖火リレーが始まる」と発表しました。
平昌オリンピックの代表団は、10月31日にオリンピック発祥の地、ギリシャ・アテネの近代オリンピック競技場で聖火を引き取ります。聖火は11月1日に仁川国際空港に到着し、オリンピックが開幕する来年の2月9日まで、7500人のランナーとともに全国をめぐります。
今回の聖火リレーには、平昌オリンピックの5大テーマである経済・環境・ICT・文化・平和に合わせて「テーマリレー」が行われますが、仁川のテーマは、「経済」です。
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2017-09-29
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- 平昌冬季五輪 オフィシャルショップがオープン
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平昌冬季オリンピック組織委員会は26日、開催地の平昌で、2018平昌冬季オリンピックとパラリンピック競技大会の公式グッズを販売するオフィシャルショップをオープンしました。
組織委員会は、来月までにソウルのロッテ免税店やコエックスモール、釜山のロッテ・アウトレットなど、30カ所にオフィシャルショップをオープンし、開会前までに全国の900カ所にオフィシャルショップをオープンすることにしています。
オフィシャルショップでは、オリンピックのマスコット「スホラン」やパラリンピックのマスコット「バンダビ」など、多様な公式グッズを販売します。
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2017-09-26
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- 「安全で平和な冬季五輪」 各国に説明
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韓国外交部が、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが安全で平和なオリンピックになるよう韓国政府が取り組んでいることを各国に積極的に説明するよう、在外公館に指示したことがわかりました。
外交部の当局者が25日、明らかにしたところによりますと、「平昌冬季オリンピックを安全で平和なオリンピックにするという韓国政府の意志と、いまの状況について、各国が明確に理解できるよう大使館や総領事館が努力するよう、最近、指示した」ということです。
最近、フランスやオーストリアでは、関係者が韓半島の緊張状況について言及したうえで、「選手団の安全が保障されなければ、平昌冬季オリンピックに参加しないこともあり得る」という立場を示したことが、マスコミで報じられました。
しかし、フランスは、韓国駐在大使を通じて、オリンピックに出場するという方針は変わってないと伝えています。
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2017-09-26
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- 2018平昌五輪のメダル公開
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2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックのメダルが、21日、ソウルの東大門デザインプラザ(DDP)で公開されました。
メダルは、韓国の伝統衣装の韓服(ハンボク)とハングルをモチーフにしてデザインされたもので、「韓国的で洗練された美しさ」を表現したということです。
メダルの前面には、五輪と、選手たちの努力を躍動感ある斜線で表し、裏には大会のエンブレムや種目名が、側面にはハングルが刻印されています。
また、メダルのリボンは、韓服の素材として使われる紗で作られ、雪の花と刺繍が施されています。
デザインとリボンはIOC=国際オリンピック委員会から、絶賛されたということです。
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2017-09-22
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- チャ・ボムグンら 平昌五輪の聖火リレーに参加
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平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの聖火リレーに、元サッカー韓国代表監督のチャ・ボムグン氏、2016年リオデジャネイロオリンピックの男子エペ金メダルリストのパク・サンヨン選手、国民的なマラソンランナーと呼ばれるイ・ボンジュさんが参加します。
3人は、青少年たちとともに「グループ聖火リレーランナー」として参加すると発表しました。
「グループ聖火リレーランナー」は、最大10人のグループが聖火リレーに参加することをいいます。
チャ・ボムグン元監督は、自身のサッカー教室の生徒9人とともに参加し、パク・サンヨン選手は、乗馬の代表選手を目指す学生たちとともに走ります。また、イ・ボンジュさんは、体育教師を夢見る学生たちと一緒に参加するということです。
一方、平昌冬季オリンピックの聖火リレーは、韓半島の平和を祈る意味を込め、韓国と北韓の人口を合わせた7500万人に因んだ7500人のランナーが、開幕101日前の11月1日から、開催年度を象徴する2018キロを走ります。
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2017-09-21
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- 文大統領がIOC会長と会談 平昌五輪休戦決議案に期待
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国連総会に出席するためニューヨークを訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、現地時間の19日、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と会談し、来年2月に韓国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの成功に向けて緊密に協力することで一致しました。
この席で、文大統領は、「北韓の挑発で北東アジアの安全に対する不安が高まっているが、平昌オリンピックを成功させれば、安全に対する不安を払拭でき、世界を融和させられる」と述べ、平和なオリンピックになるようIOCの支持と協力を求めました。
そのうえで、文大統領は、韓国政府が各国に対して平昌オリンピック期間中は戦闘を停止するよう呼びかける「休戦決議案」を国連に提出したことに触れ、「多くの国の支持で11月13日に決議案が採択されれば、安全に対する憂慮を払拭でき、北韓が参加すればさらに安全が保障される」と述べ期待感を示しました。
これに対してバッハ会長は、「決議案は多くの国から好評を得ている。
韓国出身の有名選手が、ほかの国の選手たちともに広報活動を繰り広げれば、決議案の採択だけでなくオリンピックの広報にも役立つだろう」と述べ、
前向きな考えを示しました。
また、文大統領は、2020年の東京オリンピック、2022年の北京冬季オリンピックが北東アジアの平和と発展に寄与できるよう日本や中国と緊密に協力していく考えを強調しました。
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2017-09-20
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- IOC会長 「北韓、平昌五輪の脅威にはならない」
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国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が、来年2月に開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック大会について「北韓問題が大会の脅威にはならない」と述べました。
バッハ会長は12日、ペルーのリマで開かれた IOC総会に出席し、国連安全保障理事会が北韓に対する新たな制裁決議が採択された直後に記者会見を行いました。
会見でバッハ会長は、北韓の核・ミサイル開発によって韓半島で緊張が高まっている状況について触れ、「北韓問題がオリンピック大会に脅威になるとは思わない」とした上で、韓半島の危機が平和的な方法でうまく解決されることを望むと述べました。
また、北韓選手団の平昌オリンピック参加について「北韓の選手に対しても門は開かれている。引き続き連絡をとっていく」と述べ、今後も北韓選手団の参加に努力を傾けていく考えを示しました。
韓国政府とIOCは、北韓選手団の平昌冬季オリンピックへの参加を呼びかけていますが、いまのところ、北韓は反応を示していません。
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2017-09-13
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